トレーサビリティと認証制度
トレーサビリティという言葉をご存知ですか?
トレーサビリティ(Traceability)とは、
「Trace(追跡)」と「Ability(可能)」という意味の2つの単語から成る言葉で、
製品が「いつ、どこで、どのように、誰によって、何で」作られたのかという部分を見える化し、
製品の原材料の調達から、生産、消費、廃棄まで追跡が可能な状態にすることです。
日本語では、「追跡可能性」とも言われます。
工業製品や日用品、食品など、私たちの周りにはたくさんのものが流通しています。
トレーサビリティが注目を集めるようになった背景には、遺伝子組み換え作物の登場や産地偽装問題などがありました。
また、前の記事にも書いてあった、SDGs (持続可能な開発目標)の理念とも強く関わりがあります。
↓こちらの記事です。
https://rei-grace-fukugyo.muragon.com/entry/44.html
このSDGsの12番目「つくる責任、つかう責任」という項目がありました。
また、EUなどでは、製品がつくられる過程が倫理的に問題ないか、ということがより意識されるようになっています。
飲食店でも、出されたものに髪の毛が入ってたりすると嫌ですよね?
お菓子などで異物混入のニュースも聞いたことがあると思います。
金属加工でも製品に傷がついていると動作不良の原因になることもあるのです。
トレーサビリティは、製造業に関わっている人だけではなく、消費者にとってもぜひ知っておいてほしいワードです。
自分が買っているものは、
いつ、どこで、どのように、誰によって、何で作られたのか、
についてどれだけ表示されているでしょうか?
表示されていないからダメだということではありませんが、
特に、口に入るもの、肌に塗るものについては、安心安全なものを使いたいですよね。
ヒントとしては、「第三者認証」という認証制度を取り入れている会社が良いのかなと思います。
第三者認証とは、「組織外の第三者によって審査され認証を受けるもの」です。
例えば「JIS工業規格」や「ISO」など、組織自身ではなく第三者である外部機関が審査をして、承認を与えるものです。
その会社を調べる会社があると言った方がわかりやすいかな?
コロナ禍の今では、飲食店でも認証制度を取り入れているお店の方が安心ですよね?
スーパーに並んでいる食品にも認証制度のマークがついているものがあります。
いろいろ調べてみると面白いですよ。
今回は「トレーサビリティ」と「認証制度」についてのお話しでした。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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